毎月一定額の支払いでサービスの提供を受けることが可能なサブスクリプション(以下サブスク)は、車の新しい乗り方として各メーカーや販売店から提供されています。
車のサブスクは、個人向けのマイカーリースであり、所有者はリース会社になりますが、使用者はお客様です。マイカーですが自分の所有車ではない不思議な感覚になる方も少なくありません。
リース会社が所有者になっている車の鍵を紛失してしまった場合、どのような対応をしたら良いか困ってしまいます。
今回は、サブスク契約をした車の鍵を紛失した場合の対応について紹介します。
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サブスク契約車とは
サブスク契約車はリース車であり、車両本体+登録諸費用+自動車税+環境割+自賠責保険+自動車重量税など車に関わる費用が全て含まれており、毎月一定額のリース料で使用することができます。
新車の場合は、さらに定期点検費用+オイル&オイルエレメント交換+車検整備費用などメンテナンス費用も含まれ、「車検だから」「自動車税の支払月だから」などの理由で、まとまったお金を用意しなくても良いメリットがあります。
サブスク契約の場合、車に関わる費用を全て含むリース料を支払うため、一般的なマイカーローンで車を購入した場合よりも、毎月の支払額は大きくなります。
トヨタの「KINTO」の場合は、車両保険を含む自動車保険も含まれるため、新たに任意保険の契約をする必要もありません。
KINTO以外のサブスク契約では、自動車保険は含まれないのがほとんどですので、必ず車両保険を含んだ自動車保険に加入することをおすすめします。
サブスク契約車の鍵の種類は?
サブスク契約車は通常の車と変わらないため、ほとんどの車種がスマートキーを採用しています。
盗難防止に役立つエンジンイモビライザーを標準装備し、万一鍵を紛失してしまった場合、費用は高めになります。
サブスク契約車の鍵を紛失 対処方法
自分で所有する車の場合は、鍵業者を呼んでスペアキーを作成してもらうなど自由ですが、サブスク契約の場合、所有がリース会社になります。
リース車を返却するときには、原状回復が条件のため、純正のスマートキーや鍵が揃っていることが必須になります。
車を返却するサブスク契約の場合
概ね5年以内の契約の場合、車を返却する契約のみとなるのがほとんどです。
サブスク契約のリース料は、3年後または5年後の残価を見込んで、その分を差し引いたリース料で提供しています。
つまり、リース終了後は、中古車として販売を予定しています。
車を返却する=原状回復が条件のため、純正キーが全て揃っている必要があります。
サブスク契約車の鍵を紛失した場合には、契約したディーラーやリース会社のカスタマーセンターに連絡して指示を待ちましょう。
自分の判断で鍵業者に依頼してスペアキーを作成してもらっても、純正キーでない場合は、余計な出費になりかねません。
余程遠方でない場合には、スペアキーを取りに戻って車を移動させる方法がおすすめです。
車を返却せず満了後もらえる場合
サブスク契約満了後に車をそのまま自分の所有車にできる契約もあります。
概ね7年以上の契約であり、既に車両代金を十分に支払っているためでもあります。
返却する必要がない場合には、鍵業者に依頼して鍵開けからスペアキーの作成まで依頼しても良いでしょう。
しかし、予定変更により返却、解約する場合には、純正キーが必要になりますので用意しなければなりません。
まとめ
サブスク契約車のスマートキーやリモコンキーを紛失した場合、ディーラーまたはリース会社のカスタマーセンターに連絡しましょう。
車の返却が条件の場合には、原状回復が必要なため、ディーラーで純正キーを発注しましょう。
車の返却が不要な場合は、鍵業者に連絡してスペアキーを作成してもらっても問題ありません。