※初稿 2021/10/21
※追記 2023/3/11
ワゴンRは、1993年の発売開始以来、個性的で存在感あるスタイリングと乗り降りや運転のしやすさ、室内空間の広さのすべてを1つのパッケージにし、老若男女問わない幅広いユーザー層から支持される人気車です。ワゴンRの特徴は、そのスペースの広さと実用性にあります。車内は広く、後部座席も広々としているため、家族や荷物をたっぷりと積むことができます。また、ワゴンRは小回りがきき、取り回しがしやすいため、都市部を中心に人気があります。
初代モデルは、運転席側1ドア、助手席側2ドアの3ドア+バックドアの4ドアで発売され、当時、スズキアルトやダイハツミラなどの軽乗用車、スズキエブリィやダイハツアトレーなど商用車から派生した軽1BOX車が主流の中、「軽ワゴン」と呼ばれる新しいジャンルを築き上げました。
2017年2月に発売された6代目モデルは、機能性とデザイン性を両立させたデザインで、タイプにより3つのデザインが用意されています。後席ドア左右にアンブレラホルダーを装備するなど、使い勝手の良さをさらに向上されています。
燃費性能に優れたハイブリッドエンジンを採用し、軽ワゴンNo.1の33.4km/L(JC08モード)を達成しています。また、スポーティなカスタムモデル「スティングレー」には、ハイブリッドターボエンジンも用意し、キビキビした走りと低燃費を併せ持ちます。
これまでの走行中にモーターがアシストするSエネチャージに加え、ハイブリッドは、クリープ走行時にモーターのみで走行が可能になりました。加速時のモーターアシストも力強くスムーズな走りを実現しています。
安全面では、2013年7月の改良で、時速30kmまでの低速走行時の衝突回避、被害軽減を行う「レーダーブレーキサポート」が設定されました。さらに、2017年2月に発売されたワゴンRでは、時速100kmの高速域まで対応する衝突軽減ブレーキと歩行者も認識する「デュアルセンサーブレーキサポート」を搭載したセーフティサポート車を設定するなど、最新の予防安全技術で、2017年度予防安全性能評価「ASV++」を獲得しています。
■乗り心地評価等
ワゴンRは、軽自動車としては比較的広い室内空間を持っていますが、その反面、乗り心地は硬めであるという評価があります。特に、路面の凹凸や段差を感じやすい傾向があるようです。ただし、最近のモデルでは乗り心地の改善が図られており、より快適に乗ることができるようになっています。
■燃費の評価等
ワゴンRの燃費は、軽自動車としては比較的良いと言われています。公称値であるJC08モード燃費で、1.0Lエンジン車が約23〜24km/L、1.2Lエンジン車が約21〜22km/L、660ccエンジン車が約27〜28km/Lとなっています。ただし、実際の燃費は運転条件や走行状況によって異なるため、個人差があることに注意が必要です。
■その他の評価等
ワゴンRは、広い室内空間と使い勝手の良さが評価されており、軽自動車としては大きな荷物を積み込めるため、ファミリーカーとしても人気があります。また、最近のモデルでは安全装備が充実しており、高速道路などでも安心して乗ることができます。一方で、外観や内装のデザインについては好みが分かれるという声もあります。
参考:
スズキ、新型ワゴンR、ワゴンRスティングレーを発売
https://www.suzuki.co.jp/release/a/2008/0925/index.html/
https://www.suzuki.co.jp/release/a/2016/0201/
車鍵紛失ドットコム Contents
ワゴンRのイモビライザー付車の特徴は?
ワゴンRは、盗難の被害を防ぐため、IDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムを装備します。ワゴンRは、2008年9月発売されたモデルより全車イモビライザー及びほぼ全車にセキュリティアラームを標準装備します。
ワゴンRのイモビライザー装着車は、グレード別、オプション装着の有無により、キーレス1体型キー、スマートキー+プッシュスタートシステムを採用しています。
2008年9月以前の先代モデルまでは、イモビライザーは装備されません。
なお、2008年9月までの3代目ワゴンRには、イモビライザーは装備されませんが、グレード別でセキュリティアラームが装備されています。キーを差し込んでドアロックを開錠した場合、セキュリティアラームが作動してクラクションが鳴る場合があります。
ワゴンRの鍵の形状について
ワゴンRのスマートキーに収納されているエマージェンシーキーは、外側にギザギザがある通常の鍵山と同じタイプです。キーレス1体型キーの鍵山も外側にギザギザがあるタイプです。鍵を紛失した場合に、ご加入の自動車保険のロードサービスで鍵開けを依頼して開錠してもらえますが、イモビライザーのID登録はできません。
なお、2008年9月以前の3代目モデルまでは、キーナンバープレートからキーを複製するのみでエンジンの始動が可能です。
人気の軽ワゴン車 ワゴンRにはイモビライザーを装備
使いやすさと、スタイリッシュなデザイン、高い安全装備を持ちながら、お求めやすい価格設定のワゴンRは高い人気があります。
ハイブリッドモデルやターボモデルは中古車市場でも人気の車種であることが盗難には十分な注意が必要です。
盗難の被害を防ぐためワゴンRにはIDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムとセキュリティアラームを装備します。
2003年から2008年に販売された3代目ワゴンRには、イモビライザーは装備されませんが、セキュリティアラームを装備するグレードもあります。
イモビライザー警告灯点灯の場合は?
車内に乗り込みエンジンを始動する前にイモビライザー警告灯が点滅または5秒ほど点灯した場合は、イモビライザーの異常の可能性があります。
プッシュスタート車の場合、一度外に出てドアの施錠開錠を繰り返し、もう一度始動してみましょう。プッシュスタート非装着車の場合、一度エンジンキーをオフに戻しもう一度始動してみましょう。この時点でエンジンが始動しなかった場合は故障の可能性があります。
エンジン始動時にイモビライザー警告灯が約2秒点灯して消灯した場合は正常です。
参考:ワゴンR 取扱説明書PDF P4-5~7
https://www.suzuki.co.jp/car/owners_manual/files/2_99011-63R04_20190530013432.pdf
スマートキーの電池残量が少ない場合
ワゴンRのスマートキーの電池残量が少ない場合、ブレーキを踏んでスタートボタンを押しても起動しません。マニュアル車(一部グレードに設定)の場合はクラッチペダルを踏まず、オートマチック車はブレーキペダルを踏まずにスタートボタンを押しアクセサリーモードにします。10秒以内に、スタートボタンにスマートキーを近づけてもう一度スタートボタンを押してみましょう。この方法で起動した場合、早めに電池交換しましょう。
電池交換は、スマートキーの端にあるスライドボタンを押し、メカニカルキーを引き抜きます。スマートキーにキズをつけないように注意してケースを開けるとコイン型の電池が入っていますので交換しましょう。
ワゴンRのスマートキーの電池はCR2032で、キーレス1体型キーの電池はCR1616です。
電池交換の際には、実際に使用されている電池や取扱説明書をご確認下さい。
ワゴンRのイモビライザー付きの鍵トラブルは鍵業者へ連絡
ワゴンRでイモビライザー付きの鍵を紛失したなどトラブルの場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。トラブルが発生した場所まで出張し、鍵開けから、コンピューターのリセットを行い、コンピューターのリセット作業、イモビライザーの登録が可能です。ワゴンRは、2008年9月発売されたモデルより全車イモビライザー及びほぼ全車にセキュリティアラームを標準装備します。グレード別、オプション装着の有無により、キーレス1体型キー、スマートキー+プッシュスタートシステムを採用しています。
2008年9月以前の3代目ワゴンRにイモビライザーは装備されませんがセキュリティアラームが装備されたグレードがあります。
鍵業者に連絡する場合は、年式やモデル、カギの種類、エンジンの始動方法、セキュリティアラームの有無などわかる情報をすべて伝えるとスムーズです。