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スタッフBLOG(鍵紛失時の事例)

サブスク契約車の盗難とその対策とは

毎月一定額の支払いで新車に乗ることが可能な車のサブスクリプション(以下サブスク)は、車の新しい乗り方として注目され、各メーカーディーラーやカーリース会社が力を入れています。
車のサブスクは、個人向けのマイカーリースであり、所有者はリース会社のため、盗難の被害に遭った場合、対応に困ってしまいます。

今回は、サブスク契約をした車が盗難の被害に遭った場合の対応や盗難の被害に遭わないための対策について紹介します。
初稿:2022年12月1日
追記:2023年8月16日

サブスク契約車の盗難時の対応方法

車のサブスクなどリース車の場合、外見からどのような契約で車に乗っているのか判りません。
レンタカーの場合は「わ」ナンバーのため、ひと目で判ります。
盗む側は、人気車で売れると判断した場合、通常の購入車と見分けが付かないリース車も隙があれば盗んで転売したり海外へ持ち出してしまいます。

サブスク契約車はリース車であり、自分の所有車ではないことを常に認識する必要があります
車の盗難が発覚したら、警察へ通報し、サブスクの契約先である販売店やリース会社のカスタマーセンターへ連絡しましょう。

最寄りの警察署への盗難届を提出しましょう。車が見つかったときにスムーズに返還手続きを進めることが可能になりますので忘れずに行いましょう。

その後は、販売店やリース会社からの対応指示に従い待ちましょう。

強制解約とは

サブスク契約車が盗難に遭い、一定期間経過しても車が見つからない場合、大抵は強制解約になります。

強制解約になると、解約違約金の支払が必要になり、残りのリース期間のリース料一括で支払う必要が出てきます。リース料金の他、残価設定査定る場合には、その残価分もプラスになります。
サブスク契約で車に乗る際には、車両保険も含めた自動車保険に加入することが大切です。

サブスク契約車の自動車保険

レンタカーの場合は、レンタカー会社が自動車保険に加入していますが、サブスク契約などリース車の場合は、利用者自身で自動車保険(任意保険)に加入しなければなりません。

トヨタの「KINTO」の場合は、車両保険を含む自動車保険もリース料に含まれるため、新たに任意保険の契約をする必要もありません。
KINTO以外のサブスク契約では、自動車保険は含まれないのがほとんどですので、必ず車両保険を含んだ自動車保険に加入することをおすすめします。

これから、新たに車を持ちたいと考えた場合、車に支払う料金と自動車保険料、必要ならば月々の駐車場代など全て含めて検討する必要があります。

サブスク契約車の鍵の特徴とトラブル

サブスク契約車の多くは新車のため、ほとんどの車種がスマートキー&プッシュスタートシステムを採用しています。
盗難防止に役立つエンジンイモビライザーを標準装備し、盗難防止対策も万全で安心と思われます。

スマートキーの場合、紛失による盗難のリスクの他に、スマートキーが常に出している微弱電波を利用して車を盗む「リレーアタック」や新たな手口として、車のCAN(コントローラーエリアネットワーク)から車のコンピューターに進入して車を盗む「CANインベーダー」に注意が必要です。

リレーアタックの場合、スマートキーの電波を金属缶に保管したり電波を遮断すれば対策可能ですが、CANインベーダーはスマートキーやイモビライザーが役立ちません。
ハンドルロックやホイールロックなど多少面倒でも物理的な盗難防止対策を行うことが大切です。

そもそも自動車のサブスクのメリット・デメリットとは(一般的なサブスクの内容)

日本のサブスクリプション(サブスク)自動車には、様々なメリットとデメリットが存在します。以下にそれぞれのポイントを詳しく説明します。

メリット:

  1. 利便性と柔軟性: サブスク自動車は、必要に応じて車を利用することができるため、利便性と柔軟性が高いです。必要なときに利用し、必要ないときは契約を一時停止することもできます。
  2. 初期費用や購入費用の軽減: サブスクモデルでは車を購入する際の大きな初期費用がかからず、月々の支払いで車を利用できるため、購入費用を抑えることができます。
  3. メンテナンスや保険の一括管理: サブスク自動車にはメンテナンスや保険が含まれることが多く、これらの管理が一元化されるため、手間やコストを節約できます。
  4. 新しい車種へのアクセス: サブスクモデルでは新しい車種や最新のテクノロジーを試すことができるため、常に最新の車に乗ることができます。

デメリット:

  1. 長期的な費用: サブスクモデルでは毎月の支払いが続くため、長期的に見ると車を購入するよりも費用がかかる場合があります。
  2. 所有感の喪失: サブスク車は所有するのではなく、借りて利用する形態です。そのため、所有感や愛着を持ちにくいと感じる人もいるかもしれません。
  3. 契約条件や制約: サブスク契約には契約期間や利用条件が含まれることがあり、その中に違約金や制約がある場合があります。
  4. 利用可能エリアの限定: サブスクモデルの提供エリアが限定されていることがあり、そのエリア外での利用が難しい場合があります。
  5. カスタマイズの難しさ: サブスク車は一般的に標準的な設定で提供されるため、個々の好みに合わせたカスタマイズが難しい場合があります。

これらのメリットとデメリットを比較して、自身のライフスタイルやニーズに合った選択をすることが大切です。

まとめ

サブスク契約車で盗難被害に遭った場合、警察への通報と、販売店またはリース会社のカスタマーセンターに連絡しましょう。

盗難届を提出し、販売店やリース会社からの指示に従いましょう。
強制解約に備えて、車両保険を含む自動車保険への加入が大切です。

イモビライザーが付いているからと安心せず、ハンドルロックなど物理的なロックも含めて盗難防止対策を行いましょう。

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