外出先で車のキーが、抜けなくなると困ります。焦れば焦るほど正しい選択ができなくなる可能性もあります。
金属キーを挿し込まなくても良いスマートキーの車が多くなっていますが、年式の古い車、商用車など鍵を差し込むタイプの車で、エンジンキーやドアから鍵が抜けなるなるトラブルがあります。
今回は、外出先で車のキーが抜けない時にとるべきステップと注意点に紹介します。
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エンジンキー キーシリンダーから抜けない場合
エンジンを切っても鍵が場合は、キーの不具合や操作ミスの可能性があります。
まずは、落ち着いて、エンジンを切ってキーを抜こうとするまでの操作に問題がなかったか振り返ってみましょう。
操作ミスの可能性

・ハンドルロックが作動
盗難防止用のハンドルロックが作動している場合、キーが抜けなくなることがあります。
ハンドルを左右に動かしながら鍵を回し、アクセサリー電源(ACC)まで回してオフにします。その後、正常ならキーは抜けます。
・AT車でシフトポジションが「P」以外の場合
AT車でシフトポジションが「P」以外の場合、ACC(アクセサリー)からロックに回りません。シフトポジションを確認して「P」に移動して鍵をロック位置に回すと鍵が抜けます。
・鍵を抜くボタンがある場合
鍵を抜く際に、ボタンを押しながら抜く車種もあります。
主に、トラックなどの商用車にみられますが、R32型日産スカイラインにもプッシュボタンがありました。
キーシリンダー付近にボタンがあったら押しながらぬいてみましょう。
鍵が抜けにくい時は、無理に抜かず、左右に揺らしながらゆっくり抜いてみましょう。
鍵山がすり減っている可能性がありますので、新しい鍵を作成することをおすすめします。
キー不具合の可能性
・鍵が曲がっている場合
鍵が経年劣化などの理由で、曲がっている、変形している場合、抜けなくなる可能性があります。
鍵専用の潤滑剤を持ち合わせていれば使用してみましょう。ない場合は、無理に引き抜こうとせずに鍵屋さんに依頼しましょう。
すぐに用事が済ませられる場合は、キーをつけっぱなしで車から離れる方法も考えられます。しかし、盗難のリスクと場合によっては、道路交通法に触れる恐れもありますので十分に注意が必要です。
AT故障の可能性
AT車の場合、シフトの誤操作を防ぐためのシフトロックが故障して、「P」に入らないケースもあります。この場合、「N」でエンジンは切れますが、キーは抜けません。
早めにディーラー等で修理しましょう。
ドアやトランクのキーシリンダーから抜けない場合
ドア部分のシリンダーが損傷している可能性があります。
スマートキー以外の鍵を差し込んでドアを開錠するタイプの車に多く、長年の鍵の抜き差しによる劣化や摩耗が原因です。
ドアハンドルの故障
ドアハンドルの故障と連動してキーシリンダーが回らなくなる車種もあります。
キーシリンダーとドアハンドルどちらもチェックしてもらいましょう。
鍵が抜けにくい場合は、シリンダー内部に異物がある可能性が高いと考えられます。
大抵は、砂やほこりが原因です。
鍵の回りを良くしようとして失敗するパターンは、市販のクリーナーや潤滑剤を使用することです。鍵穴内で油とほこりが固まり、鍵がささらなくなる失敗パターンに注意しましょう。
鍵穴には、キーシリンダー専用の潤滑油を使用しましょう。
鍵が曲がった、折れた場合

年式の古い車で、リモコンキーが無い場合、ドアのキーシリンダーに鍵を差し込んでドアをロックする必要があります。
経年劣化などの理由で、曲がってしまった場合、無理に取り出そうとすると折れてしまいます。早めに鍵屋さんに依頼しましょう。
鍵が折れてしまい、シリンダー内に折れた鍵が残ってしまった場合も、無理に取り出そうとせず、鍵屋さんに依頼しましょう。
まとめ
外出先で車のキーが抜けない場合は、落ち着いてシフトポジションなど確認しましょう。
鍵が抜けにくい場合は、鍵山がすり減っている場合があります。鍵のトラブルは、鍵屋さんに合鍵の作製を依頼しましょう。
鍵が抜けない場合は、無理に抜こうせずに、鍵屋さんに依頼しましょう。
