1970年に当時唯一の軽自動車4WDとして、初代ジムニーを発売して以来、悪路走破性と軽自動車のコンパクトボディによる取回し性能の良さから、様々な作業現場や、山間部、積雪地の交通手段として活躍してきました。
さまざまな過酷な環境にも耐えうるラダーフレーム構造を歴代のジムニーで採用しています。ジムニーは、2020年5月現在、唯一ラダーフレームを採用する軽本格オフロード車です。
ジムニーの小型車登録(普通車5ナンバー)モデルとして、動力性能にゆとりのある1.5Lエンジンを搭載したジムニーシエラあります。なお、先代ジムニーまではのシエラは1.3Lエンジンです。
2018年7月発売されたモデルより、静岡県の湖西工場で生産され、日本国内のみならず世界に供給されるジムニーが生産されています。
ジムニーのラダーフレームには、Xメンバーと前後にクロスメンバーを加えたことでねじれ剛性を先代モデルと比較し約1.5倍高めています。4WD性能では、副変速付パートタイム4WDを採用し、低速の4Lに切り替えることで通常の約2倍の駆動力を発揮し、急こう配や悪路の走行性能を高めています。さらに、ブレーキLSDトラクションコントロールが4Lの状態で作動し、空転した車輪にブレーキをかけ、グリップしている車輪の駆動力をしっかり確保するため、高い脱出性能を実現しているのがジムニーの特徴です。
下り坂では、速度の上がりすぎを防ぐためにブレーキを自動制御するヒルディセントコントロールを装備し、凍結路面や悪路での下り坂でも安全に走行ることができます。
エンジンは、全車動力性能に優れ、ジムニー専用チューニングが施されたR06A型ターボエンジンを搭載し、各グレードに5MT車と4AT車を用意しています。
安全面では、2018年7月発売されたモデルより、全グレードにデュアルセンサーブレーキサポートを搭載したセーフティサポート車を設定しています。
参考:
軽四輪駆動車新型ジムニー、小型四輪駆動車新型ジムニーシエラを発売
https://www.suzuki.co.jp/release/a/2018/0705/
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ジムニーのイモビライザー付車の特徴は?
ジムニーは、盗難の被害を防ぐため、IDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムを装備します。ジムニーは、2018年7月発売されたモデルより全車イモビライザー及びセキュリティアラームを標準装備します。
ジムニーのイモビライザー装着車は、ベーシックグレードのXGは、キーレス1体型キー、XL及びXCはスマートキー+プッシュスタートシステムを採用しています。
2018年7月以前の先代モデルまでは、イモビライザーは装備されません。
ジムニーの鍵の形状について
ジムニーのスマートキーに収納されているエマージェンシーキーは、外側にギザギザがある通常の鍵山と同じタイプです。キーレス1体型キーの鍵山も外側にギザギザがあるタイプです。鍵を紛失した場合に、ご加入の自動車保険のロードサービスで鍵開けを依頼して開錠してもらえますが、イモビライザーのID登録はできません。
なお、2018年7月以前の先代モデルまでは、キーナンバープレートからキーを複製するのみでエンジンの始動が可能です。
軽本格4WDジムニーのイモビライザー装着車は2018年7月以降のみ
スズキの本格軽自動車オフロード車ジムニーは、軽自動車サイズで扱いやすいサイズで、道幅の狭い林道でも走行可能なため高い人気があります。ターボエンジンの高い動力性能のため普段使いでもストレスない走りが楽しめます。
2018年7月以前のジムニーには、イモビライザーやセキュリティアラームが装備されず、盗まれやすい車とされています。
2018年7月以降のジムニーにイモビライザーを全グレード標準装備しますが、リレーアタックなどの最新の盗難手口には十分注意が必要です。
イモビライザー警告灯点灯の場合は?
車内に乗り込みエンジンを始動する前にイモビライザー警告灯が点滅または5秒ほど点灯した場合は、イモビライザーの異常の可能性があります。
プッシュスタート車の場合、一度外に出てドアの施錠開錠を繰り返し、もう一度始動してみましょう。プッシュスタート非装着車の場合、一度エンジンキーをオフに戻しもう一度始動してみましょう。この時点でエンジンが始動しなかった場合は故障の可能性があります。
エンジン始動時にイモビライザー警告灯が約2秒点灯して消灯した場合は正常です。
参考:ジムニー 取扱説明書PDF P4-5~7
https://www.suzuki.co.jp/car/owners_manual/files/2_99011-77R02_20190326061918.pdf
スマートキーの電池残量が少ない場合
ジムニーのスマートキーの電池残量が少ない場合、ブレーキを踏んでスタートボタンを押しても起動しません。マニュアル車の場合はクラッチペダルを踏まず、オートマチック車はブレーキペダルを踏まずにスタートボタンを押しアクセサリーモードにします。10秒以内に、スタートボタンにスマートキーを近づけてもう一度スタートボタンを押してみましょう。この方法で起動した場合、早めに電池交換しましょう。
電池交換は、スマートキーの端にあるスライドボタンを押し、メカニカルキーを引き抜きます。スマートキーにキズをつけないように注意してケースを開けるとコイン型の電池が入っていますので交換しましょう。
ジムニーのスマートキーの電池はCR2032です。
なお、先代モデルのキーレス1体型キーの電池はCR1220です。
ジムニーのイモビライザー付きの鍵トラブルは鍵業者へ連絡
ジムニーでイモビライザー付きの鍵を紛失したなどトラブルの場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。トラブルが発生した場所まで出張し、鍵開けから、コンピューターのリセットを行い、コンピューターのリセット作業、イモビライザーの登録が可能です。ジムニーは、2018年7月以降の4代目ジムニーにイモビライザーを全グレード標準装備します。ベーシックグレードのXGは、キーレス1体型キー、XL及びXCはスマートキー+プッシュスタートシステムを採用しています。
2018年7月以前の3代目までのジムニーにイモビライザーは装備されません。
鍵業者に連絡する場合は、年式やモデル、カギの種類、エンジンの始動方法などわかる情報をすべて伝えるとスムーズです。
鍵業者に依頼することで、30分から1時間の作業で完了し、車が使用できる状態になりますが、ディーラーにお願いする場合には、ディーラーまでのレッカー移動および、コンピューターの交換が必要とされ、スペアキーが無い場合約1週間クルマが使用できない状況になる可能性があります。