
夏の暑い日はエアコンがフル稼働します。夜でも気温は下がらず熱帯夜になることで、夜間もエアコン稼働し、ヘッドライト点灯、渋滞でブレーキランプ点灯、このような状態が続くと弱っているバッテリーの場合、バッテリー上がりを起こします。
室内灯のつけっぱなしや半ドアのまま放置することでもバッテリーは上がります。
バッテリーが上がると、ワイヤレスリモコンのボタンやスマートキーのリクエストスイッチに手を触れても鍵が開きません。
今回は、車のバッテリー上がりでドアが開かない時の対応方法や、救援依頼方法について紹介します。
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鍵を差し込んで操作するとドアは開く

車のバッテリーが上がってしまっても、ドアに鍵を差し込んで回すことで鍵を開けることができます。
キーレスキーで鍵を差し込んでエンジンを始動するタイプの車の場合、鍵を鍵穴に差し開けることが可能です。
スマートキーの場合、物理的な金属製の鍵は見当たりませんが隠れています

スマートキーの中にエマージェンシーキー(メーカーによって呼び名が異なる場合あり)が隠れています。小さなスイッチ状のツマミをスライドさせながら引き抜くことができます。詳しくは車の取扱説明書をご確認ください。
ドアの鍵穴が見つからない場合
高級車の場合、ドアに鍵穴が見当たらない場合があります。
ドアハンドル部分のカバーの一部が外れる構造で、その中に隠れている車種もあります。
スマートキーの電池が無くなった場合も同様の方法でドアを開けることができます。
バッテリー上がりでエンジン・システムを始動する手段
ドアが開いても、バッテリー上がりの場合、エンジンやシステムを始動できません。
ガソリン車、ハイブリッド車、電気自動車(EV車)すべてに共通です。
JAFなどのロードサービスを利用する
バッテリーが上がってしまってエンジンが始動できない場合は、JAFなどのロードサービスの利用を検討しましょう。
JAF会員であれば無料、JAF会員でない場合は、21,700円です。
契約している自動車保険の特約でロードサービスが入っている場合、保険会社に連絡することで、提携業者が応急始動作業の救援に来てくれます。
自動車保険のロードサービスを利用しても翌年の保険料に影響はありません。
救援車に救援してもらう
バッテリーをつなぐブースターケーブルがあれば、他の車から救援してもらいジャンプスタートを行うことが可能です。
バッテリー上がりの車の+に接続→救援車の+に接続→救援車の-に接続→バッテリー上がりの車のアースに接続の順番で接続し、エンジンが始動できれば、逆の順番で外していきます。アースは、車体に直接ついているエンジンルーム内未塗装のボルトなどに接続しましょう。
なお、ブースターケーブルには電流を流せる容量があり、主に軽・コンパクト車用、2000ccクラス・ミディアム用、3000ccクラス・ラージ用などがあります。
自分の車のクラスに合ったケーブルが必要ですが、軽自動車の場合、普通車に助けてもらうことも考え、2000ccクラスのケーブルを用意しておくと便利です。
ハイブリッド車・EV車では救援不可
ハイブリッド車やEV車でバッテリーが上がってしまった場合、救援してもらうことは可能ですが、救援することはできません。仮に補機用バッテリーからバッテリー上がりのクルマを救援した場合には、エンジンが始動した瞬間に、大電流が流れることでハイブリッドやEVのシステム等が故障します。。
携帯用ジャンプスターターを用意

モバイルバッテリーの形状に似た携帯用ジャンプスターターがネット通販で1万円前後から販売されています。
ブースターケーブル同様の接続でエンジンを始動することが可能です。
車内に携帯することで、突然のバッテリー上がりにも対応可能で、ハイブリッド車に乗っている場合でもジャンプスターターを使って救援可能です。
一度上がってしまったバッテリーの劣化は大きく、2年以上使用しているバッテリーの場合、早めの交換をおすすめします。
まとめ
車のバッテリー上がりでドアが開かない時は、鍵を差し込んでドアを開けましょう。
スマートキーの場合、エマージェンシーキーを取り出して、その鍵を差し込んでドアを開けましょう。
ドアを開けたら、エンジン・システムを始動させるために救援してもらいましょう。
一度上がってしまったバッテリーは早めの交換がおすすめです。
