
スカイラインは、1957年に発売されたスポーツセダンで、65年以上の歴史があります。
1989年に、8代目のR32型スカイライン発売を機に、スカイラインGT-Rは、16年ぶりに復活しました。
直列6気筒2.6Lツインターボと5MTのみの組み合わせで、長年中古車市場で高い人気を誇っています。
ベースとなるR32スカイラインは5ナンバーサイズですが、前後のフェンダーを拡幅したことで3ナンバーサイズのため、フェンダーの張り出し具合を見るとGT-Rかどうか判別可能でした。
R32スカイラインGT-Rの中古車価格は、非常に高騰しており、走行距離やメーター交換車、修復歴の有無にかかわらず新車当時価格を上回る価格で販売されています。
600万円台から探すことが可能ですが、状態によっては、1,500万円以上で販売されています。
R32スカイラインGT-Rのキーの特徴や紛失してしまった場合の対応について、R32スカイラインGT-Rの特徴も含め紹介します。
車鍵紛失ドットコム Contents
R32スカイラインGT-Rの特徴

エンジンは、当時の自主規制280馬力上限いっぱいの出力を発生させるRB26DETTを搭載。直列6気筒2.6Lツインセラミックターボを搭載しました。
インタークーラーも大型化され、アテーサE-TSと呼ばれる電子制御トルクスプリット4WDを採用し、標準のR32スカイラインよりも全幅が6.0mm拡大されたワイドフェンダーボディが特徴です。
R32スカイラインGT-Rは、全日本ツーリングカー選手権グループAで参戦するためのベースモデルであり、ライバルに勝利するために600馬力のポテンシャルが必要とされました。
日本の税制では排気量500cc刻みで課税されるため、2600ccは不利と感じますが、これもグループAの規定に沿って決められた排気量です。
1.7のターボ係数を掛けた時に、排気量4.5Lクラス以下に収めるために決められた排気量で、2.6L×1.7で4.42Lにするのが狙いでした。
このRB26DETTは、R34型スカイラインGT-Rまで改良されながら搭載されました。
1993年には、グループAレース優勝記念モデルのVスペックが発売されました。
ブレンボ製ブレーキシステムとBBS製17インチ鍛造アルミホイールが特徴です。
翌年の1994年には全日本ツーリングカー選手権4連覇を記念してVスペックⅡが発売されています。
R32スカイラインGT-Rは、エンジンイモビライザーを全車装備しません。
盗難被害に注意しよう
R32スカイラインGT-Rは、新車販売から30年以上経過しており、車体のサビや劣化状況の少ないクルマは中古車価格も高値で販売されています。
盗難防止に役立つエンジンイモビライザーは装備されていません。
必ず社外品のセキュリティシステムやGPSを後付けする、シャッター付き自宅車庫内での保管、ハンドルロックなど物理的にロックするなどの予防対策が必要です。
R32スカイラインGT-R全車イモビライザー未装備

R32スカイラインGT-Rは車両盗難防止のため、IDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムを装備しません。
R32スカイラインGT-Rの鍵は、外側にギザギザのある一般的な鍵で鍵を挿し込み、回してエンジンを始動します。
運転席のドアロック解除に連動して助手席側も解除される集中ドアロックを装備します。
R32スカイラインGT-Rの鍵紛失時には鍵業者が対応
R32スカイラインGT-Rで鍵を紛失したなどトラブルの場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。トラブルが発生した場所まで出張し、鍵開けから、コ合鍵の作製が可能です。
R32スカイラインGT-Rは、全モデルにイモビライザーを装備しませんので、合鍵を作製するのみでエンジンの始動が可能です。
社外品のセキュリティシステムを取り付けている場合はその旨鍵業者に伝えましょう
鍵業者に依頼することで、30分から1時間の作業で完了し、車が使用できる状態になりますが、ディーラーにお願いする場合には、ディーラーまでのレッカー移動費用が必要になり、スペアキーが無い場合約1~2週間クルマが使用できない状況になる可能性があります。
まとめ
R32スカイラインGT-Rは、全てのグレードにエンジンイモビライザーを装備しません。
R32スカイラインGT-Rのキー紛失時には、鍵のトラブルを扱う業者に連絡することで、合鍵の作成まで短時間で完了します。
連絡時には、車種を伝えるとともに、社外品のセキュリティシステムがある場合その旨伝えるとスムーズです。
