軽トラックの盗難が多発しています。
日本独自のクルマの規格に軽自動車があります。しかし、アメリカなど海外での登録できません。
オーストラリアでは、中古車輸入の規制緩和により、中古軽トラックの輸入が可能になりました。小回りが効いて、悪路走破性が高い軽トラックは海外から注目されています。
今回は、盗難が多発する軽トラックを盗難の観点から見たおすすめの軽トラックはどれか検証しながら紹介します。
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軽トラックの多くにイモビライザー未装備
軽トラックには、盗難防止に役立つエンジンイモビライザーは装備されませんでしたが、2021年12月にダイハツハイゼットトラックがフルモデルチェンジを機に、イモビライザー搭載モデルが誕生しました。
OEM供給を行う、トヨタピクシストラック、スバルサンバートラックにも同等グレードのモデルにイモビライザーを装備します。
しかし、2021年12月以前の軽トラックにはイモビライザーは装備されません。セキュリティアラームも装備されません。
盗難防止の観点からおすすめの軽トラックは、ダイハツハイゼットトラック、トヨタピクシストラック、スバルサンバートラックのイモビライザー付き車です。
イモビライザーが全てではない軽トラックの事情
軽トラックは農業やビジネスで使用するケースが多く、価格が抑えられたスタンダードなグレードが選ばれ、快適装備はエアコンとパワーステアリングがあれば良いと考えるユーザーも多く、イモビライザー付きの高価格な軽トラックは、プライベートユーザー以外に選ばれることは少ない傾向にあります。
また、新車でも全グレードイモビライザーを装備しない軽トラックも多く、イモビライザーがついていてもCANインベーダー等の手口で盗まれるリスクがあります。
25年以上経過した軽トラックが盗まれる!?
1999年以前の軽トラックが狙われアメリカ等に運ばれる可能性があります。
25年経過すれば、クラシックカー扱いとなり、アメリカの保安基準に関係なく右ハンドルのまま使用できます。
小回りの利く軽トラックは、農場やゴルフ場などで人気があります。
1998年以前の軽自動車は、旧規格のため車体が小さく重宝される傾向にあります。
人気の軽トラックとは
エアコン、パワーステアリング付は人気です。
用途によってはATが好まれたり、整備性に優れたMTが好まれたりさまざまです。
4WDは未舗装路で使用される軽トラックが多いため非常に人気です。
盗まれにくい中古の軽トラックとは
中古の軽トラックには、盗難防止に役立つエンジンイモビライザーはついていません。
ドアを開け、合鍵でエンジンをかければすぐに乗っていくことが可能です。
ドアの施錠はしっかり行いましょう。
アメリカに輸出できない10年から15年経過した軽トラックは比較的盗まれにくいと考えられます。
中古車価格は50万円前後で元気にまだまだ走りますが、思ったほど安くありません。
プラス50万円で新車に近づきます。
また、40年以上経過した軽トラックの場合、チョーク付きのエンジン始動、パワステ無しなど手軽に乗ることができないため玄人向けになるため盗難のリスクは下がります。
新車で生産終了しているホンダアクティトラックは十分に注意しましょう。
モータースポーツで活躍するホンダは軽トラックも注目されています。
オーストラリアでは200万円以上で販売されている事例もあります。
25年以上経過したアクティトラックはアメリカでも人気のため、盗難対策はしっかり行いましょう。
まとめ
新車の場合、エンジンイモビライザーの装備された軽トラックを選びましょう。
中古車の場合、あまり新しくないが、アメリカに輸出されない10年~15年経過した軽トラックを選ぶことをおすすめします。
手軽に運転しにくくなりますが、40年以上経過した軽トラックも余程レアなモデルでない限り盗まれにくくなります。