軽トラックや商用車の多くは仕事用目的で使用され、社用車として使用されているケースが多くあります。
しかし、軽トラックや商用車の場合、盗難防止役立つエンジンイモビライザーの搭載が無い車種や最近搭載されたばかりの車種もあります。
また、社用車の鍵を紛失した場合、盗難リスクが高まり、業務に影響します。
今回は、軽トラックや商用車で盗まれやすい、狙われやすい車種の紹介や鍵紛失時の盗難リスクについて紹介します。
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紛失した鍵で盗まれるケース

社用車など商用車の鍵を紛失しても、ほとんどはどの車の鍵かわからず、実際盗難被害に遭うケースは少ないと考えられます。
しかし、次のケースは盗難リスクが高まります。
会社駐車場敷地内に鍵を落とした場合
不特定多数の人々が行きかう道沿いの駐車場に鍵を落とした場合、悪意を持つ人に拾われると危険です。
人通りの少ない時間帯に狙われる可能性が高く、スマートキーやワイヤレスリモコンキーの場合、アンロックボタンを押すだけでハザードが点滅して開錠されるので、どの車の鍵かわかってしまいます。
鍵のキータグにナンバーが記載されている場合
社用車の鍵を管理しやすいように、ナンバーのタグを付けている場合、落とした際に、車のナンバーがわかってしまいます。
近くで発見された場合、盗難リスクが高まります。
商用車の鍵を紛失した場合やるべきこと
商用車の鍵を紛失したら、社用車なら上司に報告するとともに、最寄りの警察署や交番に遺失届を出しましょう。
鍵を紛失した車にイモビライザーが装備されている場合は、イモビライザーのコンピューターを交換して、落としてしまった鍵でエンジンが始動できないよう対策することが大切です。
同時に、その車の手持ちの鍵を全て再登録する必要があります。
鍵屋に相談してみよう
ディーラーの場合、コンピューターの交換になりますが、鍵屋の場合、合鍵作成、コンピューターのIDをリセットして再登録することが可能です。
その場合、その車の手持ちの鍵を全て再登録する必要があります。
軽トラ・商用車はイモビライザーの無い車種もある

2021年12月以前の軽トラックにはイモビライザーは装備されません。セキュリティアラームも装備されません。
盗まれやすいトヨタハイエースは、2013年12月以降、全車イモビライザーが装備されますが、それ以前は、イモビライザーが装備されません。
トヨタプロボックスは、2018年12月以降、イモビライザーが装備されますが、それ以前は、イモビライザーが装備されません。
リレーアタックやCANインベーダーなどの手口でスマートキーの車種は狙われますが、軽トラ・商用車はイモビライザーの装備が乗用車に比べ遅れています。
軽トラ・商用車の盗難防止対策
軽トラ・商用車の盗難防止対策は、基本的な行動を見直す対策と、新たに盗難防止対策行うケースがあります。
鍵をしっかりかけること
特に軽トラックの場合、鍵をかけずに駐車しているケースや、畑や庭に鍵を付けたまま放置しているケースがあります。
しっかり施錠し盗難対策を行いましょう。
ハンドルロックを取り付ける
ハンドルロックはコストをかけずにしっかり盗難防止対策が可能です。
簡単に盗めると思って軽トラックに狙いを定めたものの、ハンドルロックがあるだけで、盗難に時間がかかるため断念する可能性が高くなります。
リレーアタック対策を行う
リレーアタックは、玄関に置いたスマートキーの微弱電波をリレーしながら電波を増幅させ車に電波が届いたらドアを開けエンジンを始動し盗難する手口です。
スマートキーの車のみが対象ですが、会社の事務所入り口付近に鍵が保管されている場合、狙われる危険があります。
スマートキーを金属製の缶や専用ケースに入れることで、スマートキーの電波を遮断することが可能です。
防犯カメラの設置
商用車を複数台駐車する駐車場がある場合、防犯カメラを設置するのも有効です。
警備会社の提供するサービスを利用するのも良いでしょう。
まとめ
商用車は不特定多数の人が通る会社駐車場付近で落としてしまった場合、盗難のリスクが高まります。
軽トラ・商用車はイモビライザーの装備が遅れています。
軽トラ・商用車の鍵紛失や盗難の不安がある場合、鍵屋に相談しましょう。
