スターレットに継ぐモデルとして、1999年1月に発売されたヴィッツは、トヨタを代表するコンパクトカーです。
海外では「ヤリス」の名称で販売されるなど、約80の国と地域で販売され、2016年12月までの累計世界販売台数が700万台に達するなど、世界の国々で愛されています。
最終モデルとなった130系ヴィッツは中心グレードで120万円台からの設定で、軽自動車と同価格帯の低価格ながら、普通車のゆとりある走行性能と高い安全性能、軽自動車にはないゆったりとした室内空間を実現しています。
2020年3月にヴィッツの車名での販売を終了し、フルモデルチェンジを機に、海外での名称「ヤリス」に統一しました。
人気車ヤリスの前身であるヴィッツのキーの特徴や紛失してしまった場合の対応について、ヴィッツの特徴も含め紹介します。
実用性に優れたコンパクトカーヴィッツの特徴
全長4mを大幅に下回る扱いやすいコンパクトボディに、1.0L、1.3L、1.5Lの低燃費ガソリンエンジンを搭載し、2017年1月には、更なる低燃費を実現したハイブリッドモデルも追加しています。同時にキーの形状問わず、イモビライザーを標準装備しました。
ビジネスからプライベートまで活用できるFグレードをはじめ、おしゃれなJewela、上級装備のU、さらにスポーティな走りを実現したRSなど幅広いシチュエーションにマッチします。
2018年5月の改良で、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を装備、スマートキーを標準装備したヴィッツには、盗難防止に役だつエンジンイモビライザーを標準装備します。
スマートキー搭載のヴィッツにイモビライザーを装備
ヴィッツは車両盗難防止のため、IDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムをスマートキー装備のモデルに標準装備します。
2017年1月以降は、スマートキーを装備しないキーレスキーのモデルにもイモビライザーを標準装備しています。
2016年までのヴィッツはスマートキーのモデルにのみイモビライザーが装備され、トップグレードのU以外はメーカーオプションであることから、スマートキーやイモビライザーが装備されないヴィッツも多くあります。
ヴィッツの鍵紛失時には鍵業者が対応
ヴィッツでイモビライザー付きの鍵を紛失したなどトラブルの場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。トラブルが発生した場所まで出張し、鍵開けから、コンピューターのリセットを行い、コンピューターのリセット作業、イモビライザーの登録が可能です。
ヴィッツは2017年1月のマイナーチェンジ+ハイブリッドモデル追加以降は、キーレスキー車も含め、全車イモビライザー装備します。
2016年までのヴィッツは、スマートキーのオプションが選択されたヴィッツなど、スマートキー+プッシュスタートシステムを搭載したモデルにイモビライザーが装備されます。2016年以前のヴィッツでキーレスキーのモデルには、イモビライザーを装備しません。
鍵業者に連絡する場合は、年式やカギの種類、グレード、エンジンの始動方法などわかる情報をすべて伝えるとスムーズです。
鍵業者に依頼することで、30分から1時間の作業で完了し、車が使用できる状態になりますが、ディーラーにお願いする場合には、ディーラーまでのレッカー移動および、コンピューターの交換が必要とされ、スペアキーが無い場合約1~2週間クルマが使用できない状況になる可能性があります。
まとめ
ヴィッツは、スマートキーを装備するモデルにイモビライザーを標準装備します。
2016年以前のヴィッツで、従来の鍵を差し込んでエンジンを始動するキーレスキーのモデルには、イモビライザーを装備しませんが、2017年1月以降は、キーの形状を問わず標準装備します。
ヴィッツのキー紛失時には、鍵のトラブルを扱う業者に連絡することで、合鍵の作成からイモビライザーの登録まで短時間で完了します。
連絡時には、鍵のタイプと車の年式を伝えるとスムーズです。