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車鍵の歴史

車の鍵にはどんな種類がある?車鍵の歴史

自動車の鍵にはどんな種類があるのでしょうか?盗難対策や利便性の向上のために最近の車の鍵はどんどん進化しています。

鍵の形の変遷

まず、鍵の形について説明しましょう。 住宅用の鍵が、一般的な外溝の鍵から、内溝やデインプルキーといった変遷をたどったように、自動車の鍵についても昔からすると変わってきています。

外溝の鍵

外溝型の鍵は一般的な鍵の形をしたものです。10年前の国産車はこのタイプの鍵が一般的でした。

鍵だけでリモコン機能がなかった頃の鍵は車種ごとに工夫を凝らしたデザインの鍵の頭の部分に特徴がありました。
たとえばスカイラインGT-Rの鍵は鍵頭の部分が鍵の部分と一体化した金属製で、そこにGT-Rの刻印がある特別感の溢れる鍵でした。
それに対して、GT-R以外の一般的なスカイラインが樹脂製の簡素なものでした。

内溝の鍵

輸入車で早くから採用されていた内溝式の鍵は複製が難しいために盗難対策として利用され始め、最近では国産車も多くの車がこのタイプの鍵を使用しています。

複製されにくいということは、鍵をなくした時に複製しにくいため、なくすとお金がかかるということになることに注意です。

リモコンキーからスマートキーへ

自動車にリモコンキーが採用され始めた頃は、リモンコンキーでドアの施錠と開錠ができるというだけのものでした。
しかし、最近ではそれ以上の機能を持った鍵が現れ始めています。

リモコンキーとイモビライザー

リモコンキーは、赤外線や電波によって自動車と通信して鍵と車の紐付けが一致した場合に、ドアを施錠、解鍵することができるものです。

リモコンキーの登場によって、車の鍵をドアの鍵穴に差し込んで回すといった行為が必要なくなり、ポケットに入れた鍵を操作するだけでドアを開けられるようになりました。

そして、その鍵と車の通信する機能を使った盗難防止の仕組みがイモビライザーです。
イモビライザーは鍵の持っているIDが車によって認証された時だけエンジンを始動することができるものです。

エンジンまで手ぶらで始動できるスマートキー

スマートキーは鍵から常に電波が発信されていて、その電波を車が受信することによって、ドアの施錠と解鍵からエンジンの始動まで物理的な鍵を鍵穴に差し込むことなくこなしてしまうものです。

もちろん、イモビライザーの機能も兼ねていますので、鍵を持って車に乗り込めば、イグニッションにキーを刺さないでもボタンでエンジンが始動できてしまうのです。

スマートキーの採用によって、もはや物理的な「鍵」は必要なくなってしまいました。
そのために、車の鍵から物理的な鍵は見えなくなってしまい、スマートキーの電池切れなど非常時用に隠された物理的な鍵を取り出す機構のついたものも存在しています。

このように、自動車の鍵は盗難防止と利便性という観点からどんどん進化しています。最近では、鍵がスマートフォンのようにディスプレイが付いたものまで存在しています。

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