
キーとじ込み防止機能があるはずのスマートキー搭載車で、車内にスマートキーがある状態でロックされてしまうインロックのトラブルが発生しています。
スマートキーを持って車外に出ればインロックは起きません。車内にスマートキーを置きっぱなしにするため発生します。
今回は、スマートキー搭載車でインロックが起きる原因と対策について紹介します。
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JAFの救援は年15万件以上
キーのとじ込みによるJAFへの救援依頼は、年15万件以上です。依頼の1位はバッテリー上がり、2位はパンク、3位がキーのとじ込みです。
車内に子供やペットを乗せたまま車外にでて、子供やペットにドアロックボタンを操作されてしまう場合、車内に放置したスマートキーの電波が弱い場所にあり、ロックされてしまう場合、一時的な電波障害によりロックされてしまう場合などのケースが考えられます。
車内に子供やペットを残さない

防犯や安全面も考えると車内に子供やペットを残して車外にでることは危険です。
ドアロックスイッチを押したり踏んだりしてロックされてしまう場合があります。そして、ドアロックを解除させることは非常に困難です。
夏の暑い時期に、ロックされエンジンが停止してエアコンが止まった場合は、命に関わります。
トランクに荷物を積み込む際には要注意
本来ならば、スマートキーが車内にある時には、ロックしないようになっています。しかし、トランクルームや後部座席など、車が受取る電波が弱い場所では、スマートキーが車内にあることを認識出来ない場合がありロックされる場合があります。
スマートキーのトランクオープナーでトランクを開けた場合、一旦全てのドアロックが開錠されます。しかし、ドアを30秒以内に開けない場合には、再び自動でロックされる防犯システムが作動します。トランクルームに荷物と一緒にスマートキーを入れてしまった場合、自動でロックされ閉じ込めてしまいます。
電波が弱くなるとロックされる
スマートキー搭載車の中で、車から一定距離(電波が受信できない距離)を離れると自動でロックする防犯性の高い車もあります。
スマートキーが車内にある状態で、車内の物が電波を遮断してしまうケースや、スマートキーの電池残量が減り認識できなくなるケース、テレビ塔などの強い電波を発生させる施設の近くで電波障害が発生し、認識できずロックしてしまうケースなど数多くあります。
車内には絶対にスマートキーを置かないで、身に着けていることが大切です。スマートキーの電池は、残量警告が表示されたらすぐに交換することや、1年毎に交換するなど早めに交換することをおすすめします。
車内に、スマートキーのコイン電池を予備として入れて置くことも有効です。
インロックの対処方法

スマートキーの電子キーは、セキュリティ上の安全性は高いのですが、物理的なキーでないため、トラブルが発生するとお手上げ状態になりかねません。
JAFに連絡
JAF会員の場合は、無料で鍵開けサービスが利用できます。非会員は15,230円です。
自動車保険のロードサービスを利用
ご加入の自動車保険に鍵開けのロードサービスが付帯している場合は、利用することが可能です。事故ではないため、翌年の保険料に影響しません。
鍵業者に連絡
鍵開けのプロである鍵業者に連絡することで、すぐにドアロックを開錠してくれます。JAF非会員料金より安くサービスを受けることが可能な場合が多いため、JAF非会員の方はおすすめです。
119番に連絡
インロックした状態で、車内に子供がいる場合、エンジンが停止してしまっている場合には、命に関わります。すぐに119番の緊急通報しましょう。
スマートキーによるインロックの対処法 まとめ
スマートキーでも、電波が認識しなくなることでロックされてしまうことがあります。
子供やペットを車内に残したままにすることで、ドアロックスイッチが操作されロックされることがあります。
スマートキーをインロックしてしまったら、JAFや鍵業者に連絡しましょう。命に係わる緊急時は119番に通報しましょう。
スマートキーは車内に絶対に放置せず、身に着けて置くことが大切です。
