アルファードは、グランドハイエースに次ぐモデルとして2002年5月に発売されました。これまでのFRレイアウトからFFレイアウトに駆動方式が変更されたことにより、低床化を実現ました。存在感ある先進的スタイルと国産ミニバン最大級の室内空間を持つ高級ミニバンです。
2003年にハイブリッドモデルも追加され、これまで大型ミニバンで犠牲にされていた燃費性能が大幅に改善されました。アルファードハイブリッドは、現在では人気の中心モデルです。
2015年1月のフルモデルチェンジで発売された3代目アルファードは、ガソリン2.4Lエンジンの排気量をアップ。低燃費を実現したアトキンソンサイクルの2.5Lに変更し動力性能と燃費性能をアップさせました。リアサスペンションをダブルウィッシュボーン独立サスペンションを採用し、高級車にふさわしい乗り心地が特徴です。後席の快適空間を重視し、シート幅を約100mm拡大し、広くゆったりした専用シートを装備したエグゼクティブラウンジも設定され最上級ミニバンにふさわしいモデルです。
2018年12月のマイナーチェンジで、夜間の歩行者も検知する衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備するなど、予防安全装備を充実させました。
参考:トヨタ自動車 アルファード グローバルニュースルーム
https://global.toyota/jp/detail/1824678
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/20433735.html
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アルファードのイモビライザー付車の特徴は?
アルファードは、盗難の被害を防ぐため、IDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムがすべて標準装備されます。アルファードは初代アルファードG及びV、アルファードハイブリッドを含めイモビライザーを標準装備します。
初代10系と初代ハイブリッドモデルのキーはリモコンキー1体型キーになり、鍵の持ち手の部分にイモビライザーチップが埋め込まれています。2代目20系以降はハイブリッドモデルも含め、全車スマートキー+プッシュスタートシステムを採用しています。
アルファードの鍵の形状について
トヨタ車のスマートキーにあるエマージェンシーキーの形状はウェーブキーと呼ばれる形状で、カギの外側にギザギザが無く内側にギザギザがあるタイプです。ウエーブキーは内溝キーとも呼ばれ、セキュリティが高いのが特徴です。アルファードのスマートキー搭載車のエマージェンシーキーもウェーブキーです。
内溝キーはセキュリティの高さから、自動車保険に付帯するロードサービスの業者ではロック開錠できない可能性もあり、ロック開錠できてもスマートキーの作成及び、イモビライザーのID登録はできません。
また、キーナンバープレートを用意しても、内側を削る専用の機械が必要のため、ホームセンターなどでは、作成できない場合があります。
スマートキーのボタンの数に注意
アルファードでスマートキーの作成依頼の場合には、スマートキーに備わるボタンの数に注意しましょう。鍵業者は、そのボタンの数に合ったスマートキーを用意するためです。
スマートキーには、オートスライドドアのボタンもあるため、ドアロックの開錠、施錠、オートスライドドア左右のボタンがあります。オートスライドドアが左側のみの場合は、ボタンは3個、両側オートスライドドアの場合は、ボタンは4個です。
さらに、上級グレードに装備されるパワーバックドアを採用したモデルの場合、パワーバックドアのボタンも備わるため、ボタンは5個装備されます。
なお、2代目モデルのスマートキーは、モデルによりブラックとシルバーのカラーがあります。カラーも覚えておき、鍵業者に伝えましょう。
人気の上級ミニバンアルファードはイモビライザー標準装備
トヨタのフラッグシップミニバンアルファードは、上質かつ広い室内空間と、高い静粛性、ハイブリッドモデルの優れた燃費性能のため盗まれやすい車とされています。一般社団法人日本損害保険協会が発表した2018年11月調査のデータでアルファードは6位、2016年では8位で窃盗団に狙われやすい車となっています。
盗難の被害を防ぐためアルファードにはIDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムが装備されています。
参考:一般社団法人日本損害保険協会
https://www.sonpo.or.jp/news/release/2018/1903_01.html
スマートキーの電池残量が少ない場合
スマートキーの電池残量が少ない場合、ブレーキを踏んでスタートボタンを押しても起動しません。スタートボタンにスマートキーを近づけてもう一度スタートボタンを押してみましょう。この方法で起動した場合、早めに電池交換しましょう。
電池交換は、スマートキーの横にあるプッシュスイッチを押し、エマージェンシーキー(メカニカルキー)を引き抜きます。スマートキーにキズをつけないように注意してケースを開けるとコイン型の電池が入っていますので交換しましょう。
アルファードの緊急始動機能
パーキングブレーキがかかっていることを確認、スタートボタンを1回押してアクセサリーモードにします。ブレーキペダルを踏んでスタートボタンを15秒以上押し続けます。この方法で始動できなかった場合は、異常の可能性がありますのでディーラーに連絡しましょう。なお、プッシュスタート機能付きのアルファードのみの対応です。
参考:アルファード 取扱説明書 P673
https://toyota.jp/pages/contents/ownersmanual/pdf/alphard/alphard_201801.pdf
アルファードのイモビライザー付きの鍵トラブルは鍵業者へ連絡
アルファードでイモビライザー付きの鍵を紛失したなどトラブルの場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。トラブルが発生した場所まで出張し、鍵開けから、コンピューターのリセットを行い、コンピューターのリセット作業、イモビライザーの登録が可能です。アルファードは全車イモビライザー装備します。初代10系はリモコンキー1体型、20系後期以降のモデルはスマートキーのみとなります。
鍵業者に連絡する場合は、年式やカギの種類、エンジンの始動方法、スマートキーのボタンの数や色などわかる情報をすべて伝えるとスムーズです。
鍵業者に依頼することで、30分から1時間の作業で完了し、車が使用できる状態になりますが、ディーラーにお願いする場合には、ディーラーまでのレッカー移動および、コンピューターの交換が必要とされ、スペアキーが無い場合約1週間クルマが使用できない状況になる可能性があります。
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