車内で子どもがドアロックスイッチを押してしまい開けることができなくなった場合は焦ってしまいます。
言葉がまだはっきり理解できない幼児の場合、説明しても思うように行動してもらえません。夏場の場合は、エンジンの停止、エアコンの停止で短時間でも命の危険があります。
今回は、子どもが車内で鍵をかけてしまい出られない時の緊急対応策と注意点について紹介します。
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子どもの行動は予想できない
スマートキーを車内に残し、子どもも車内に残してしまうと、車内でドアロックするスイッチを誤って押してしまう可能性があります。
エンジンをかけていてもかけていなくても、ドアについているロックスイッチはスマートキーが車内にある場合でも有効です。
エンジンキーを付けてエンジンをかけたままにしていても同様です。
犬などのペットを車内に残しても同じく、ドアロックスイッチに触れてしまいロックしてしまう可能性があります。
状況が理解できない小さな子どもやペットの場合、ロック解除することができなくなります。また、エンジンが停止中で夏場なら熱中症の危険も伴いますので、スマートキーも子供もペットも車内に残さないように注意しましょう。
自動車で子どもが鍵をかけて出られない場合の緊急対応

子どもが車内で鍵をかけて閉じ込められた状態の場合、熱中症など緊急性を伴う場合には、鍵屋さんや救急車が来るまで待っていられません。
エアコンが効いていない、エンジンが停止している場合は緊急を要します。
破損による被害が少ない後部座席の一番小さな窓ガラスを割ってドアを開けましょう。ただし、ガラスの飛び散りなどけがのリスクもありますので、緊急時に十分注意して行う必要があります。
緊急性を伴わない場合には、ロードサービスやJAF、鍵屋さんの到着を待ちましょう。
粘着テープが近くにある場合
窓ガラスに粘着テープを縦に5~6本貼り、さらに横にも5~6本貼り、縦に張ったテープの下の部分を引っ張って窓を開けることができるかも知れません。
パワーウィンドゥのモーターの劣化状況や窓の大きさの違いなどで、開けられる可能性があります。
スマートフォンアプリで操作できる場合
スマートフォンアプリを使用してドアのロックやアンロックができる車種もあります。
また、ドアのアンロックはできなくても、エンジンの始動やエアコンの操作ができるコネクテッドサービスが利用できる場合があります。
ドアのアンロックが可能な場合、問題は即解決します。
スマートフォンアプリでエアコンの操作が可能な場合は、緊急度合いが低下する可能性があります。
おすすめできない解決方法

針金などでピッキングしてみる、薄い金属を窓の隙間から差し込んで車内のボタンを操作するなどの方法もありますが、車に傷を付けたり、鍵穴を損傷させるリスクが高いため、おすすめしません。
インロック状態を解決してくれる業者に依頼することをおすすめします。
鍵屋さんに連絡する
命に係わる危険がない場合のインロック状態を解消したい場合には、鍵のトラブルを解決する鍵屋さんに連絡しましょう。
鍵のプロが対応しますので、スピーディかつ確実にロックを解錠してくれます。
JAFに加入している場合は、JAFに依頼することもできます。
ご加入の自動車保険にインロックした場合の鍵開けサービスが、特約で付帯している場合があります。特約を利用しても翌年の保険料に影響ありませんので安心して連絡してみましょう。
自動車で子どもが鍵をかけて出られない時のまとめ
熱中症など子どもの命に係わる危険がある場合は、小さな窓ガラスを割る、消防に連絡するようにしましょう。
子どもの命に係わる危険が無い場合は、JAFや鍵屋さんに連絡してインロック状態を解消してもらいましょう。
最も有効な予防策は、子どもを車内に残して車から降りないことです。
